| 心理障害の感情メカニズム |
3 最終的な帰結
3.1 愛のメカニズム
3.2 人格傾向の形成
いままで説明したものが、感情メカニズムにおける「心理障害要素」の過程になります。
心理障害要素とここで言っているのは、人間の様々な心理メカニズムの中で、健康なものと区別できるもの、という意味です。
最後のテーマとして、これらの過程が総合的に連動し、特定の人格傾向として人に現れる姿を説明します。
それに先立ち、まず愛の心理メカニズムについての説明をここで加えたいと思います。
愛は1次心理過程にも、2次心理過程にも限定されない要素として働いています。
さらに、自己操縦心性の発動によって決定付けられた心理過程に対して、愛がさらにそれを超えるような複雑なメカニズムを備えているらしいように思われるのが、この章に独立させた理由です。